プランニングノート
PLANNING NOTE
VOL.1
ウッドデッキをつくること
Answerでも人気の高いアイテムの1つ、ウッドデッキ。
友人たちとバーベキューを楽しんだり…
休日に遅めの朝食をゆっくりとったり…
午後のコーヒータイムを過ごしたり…
ウッドデッキは、家族や気の合う仲間が集いリラックスして過ごせる場所。
そのため、ウッドデッキはリビングに似た空間であると私たちは考えます。
そこで今回は、このウッドデッキを「第2のリビング」に。
様々な暮らしのシーンを描きアウトドアでも快適に過ごせるポイントを見極めることで、
リビングと同様に日常的に使えるウッドデッキをプランニングしました。
きちんとプライベートを確保すること
ウッドデッキは配置計画から始まります。
くつろぎの空間だからこそ、周囲の目線を気にすることなく、のんびりしたいもの。
プライベートをしっかりと確保することは非常に重要です。
今回選択したのは、カーポートの奥のスペース。リビングとキッチンからつながる場所です。
家族がウッドデッキで過ごす時、車はカーポートに収まっていますよね。
つまり、このカーポートがウッドデッキの目隠しにもなり、道路との程良い距離感を保ってくれる、というわけです。
さらにウッドデッキを取り囲むように、木のフェンスや植栽をプラス。
アウトドアならではの自然の雰囲気と解放感を保ちながらも、周辺環境へ配慮したプランニングで、
プライベート感のある空間に仕上げました。
どんな天気でも快適に過ごせること
夏の暑い日をイメージしてください。
炎天下に外で長時間を過ごすのは、なかなか大変ですよね。
そこでAnswerがウッドデッキをつくる際に推奨しているのが、「大きな軒」をつけることです。照りつける日差しを遮り、日陰をつくる。屋内への日の入り方を調整する。急な雨をしのぎ、風を取り入れる。ちょっとの工夫に見えますが、天気と仲良く付き合うための大きなポイントになるのです。
座る場所をあらかじめ用意すること
ウッドデッキに出た後、人々が次にする行動はなんでしょう?
そのままウッドデッキで時間を過ごすならば、「座る」ことを意識するはずです。
その際、腰を掛ける場所がなければ、部屋に戻るしかなくなってしまうでしょう。
今回のウッドデッキは、過ごす場所であることが大前提。だからこそ、あらかじめL字型の造り付けベンチと可動式のテーブル、体をあずけられる手摺りを取り付けました。
座る場所がきちんとある。それだけで、ウッドデッキで過ごすイメージがはっきりとしてくると思いませんか。
いつでも使い勝手の良い空間であること
ウッドデッキはバーベキューなどのアウトドアならではのレジャーにピッタリの場所。
ですが、こうしたレジャーには準備や片づけなどの手間がつきものですよね。面倒なことはふだんの生活の中でなかなか定着することはないでしょう。
そこで使い勝手の良さを意識してプランニング。その結果生まれたのが、デッキの上の小屋と屋外用のシンクです。小屋にはチェアやコンロなどが収納でき、道具の出し入れもラクラク。そして屋外用シンクでは、家庭菜園で収穫した野菜の泥を落としたり、網や鉄板などをサッと洗うことができます。
キッチンからの動線も短くスッキリと。直結する連絡通路でウッドデッキとつなぎました。
緻密な想定と工夫の掛け合わせにより、気軽に使えるウッドデッキを生み出します。
活用シーン
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おうち外ごはん
ごはんをサッと運んだらいつでもピクニック気分に
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バーベキューパーティー
リビングともつながって、4人家族が4組集っても広々
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夜カフェ
プライベートな空間でほっと一息、1日の疲れを癒す
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読書タイム
日差しの強い日も大きな軒の下でそよ風を感じながら