秋田県内の山々も色づき始め、いよいよ行楽シーズンの到来です。
本来なら紅葉を愛でながらのドライブや散策に心躍る季節ですが、今年はそうはいきません。
全国的にクマの出没が相次ぎ、なかでも本県内では観光地にとどまらず、市街地にまで姿を見せている状況。
先日も知人からクマを目撃したと聞き、もはや「山の話」ではなくなってきています。
朝夕の散歩ですら恐怖心がぬぐえず、いつどこで遭遇しても不思議ではない状況のなか、心から行楽を楽しめないのが正直なところです。
行政も予算を組んで対策を進めているようですが、決定的な打開策はいまだ見えません。
もし観光地でクマと鉢合わせしてケガを負っても、自己責任で片付けられかねない現実もあります。
秋の実りと彩りを安心して楽しめる日常が、これほど難しい季節になるとは想像していませんでした。
「気をつけて」とニュースでは言うものの、どうしたものかと空を仰ぐ今日この頃です。