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上平さん(大工)
家族と共に歩んできた大工の道
うちは親戚皆大工なんです。小さい頃から親父の姿を見て来て、自分でも何か作りたいなと思っていたので、自然な流れで大工になりました。別の道は考えなかったですね。
始めた時から仕事は親父や叔父と一緒。最初は怒られることもありましたが、5・6年位経ってようやく仕事を任せてもらえるようになりました。今で職人歴は17年目かな。
兄も大工をやっているのですが、技術的にはまだまだ向こうの方が上。お互いに仕事の話をすることは少ないですし、自分が勝てるとは思ってないですけど、そういう存在がいることが、いい刺激になっているかもしれません。
家造りは面白い、だからこそ全てを丁寧に
大工をやっていて面白いのは、やっぱり家が出来上がった時。造っているのが楽しいんですよね。どこの部分が、ということではなく全体的に。
Answerの家はいい造りですよね。他にはないデザインがありますし。その分造る側もやってやろうという気になるというか。
あまり悩んだり大変だと思うことはないですね。一つ一つ、丁寧な仕事を心がけてやっています。
何でも造ることのできる職人を目指して
今はまだできないこともあるし、やりたいこともたくさんあります。いずれは何でもこなせるような職人になりたいんです。例えば大工以外の仕事でも、建具とか、家具とか、木で作れるものなら何でも挑戦してみたいと思っています。
こうして仕事をしていると周りの職人さんの仕事ぶりも見ることができるので、そこから自分も学んでいきたいですね。