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森田さん(内装)
ルナファーザーという素材に向き合って
Answerの家といえばルナファーザー。他では使ってるとこは聞いたことないな。
ルナファーザーってすごく伸び縮みする材料なんです。接着剤をつけると10分で2cmくらい伸びる。伸びるってことは今度乾く時に縮むわけです。それをいかに押さえるか、最初はちょっと苦労しましたね。夏と冬では乾燥するスピードが違うので、のりの量を変えたり、のりに足す水分量を変えたり。この位っていうところを見つけるまで1年くらいかかりました。
今はもう慣れましたけどね。逆に材料屋さんから「どうやって貼ってる?」って聞かれることもあるんです。でも、それを説明するのもまた大変なんだよな(笑)。
現場で感じるAnswerの家の力
他と一番違いを感じるのは断熱です。ものすごく効いていると思います。作業中も感じますよ、家に入ればすぐ分かります。冬でもちょっと暖房を入れれば家中全部があったかいし、夏はカンカン照りで気温が30度とかあっても家の中は涼しかったりしますからね。
内装でいうと、ルナファーザーは張り替えじゃなくて、塗り替えになるんですよね。上に10回くらい塗れるので、長い目で見るとビニールクロスよりいいかもしれない。ちゃんと養生をすれば素人さんでも塗れますしね。
困難な時こそ立ち向かう姿勢で
Answerの家は毎回違う家づくりですけど、ルナファーザーに関しては、もう何できるかな、と。大体のことはやってきたので。以前畠山さんから複雑な作りでも大丈夫か聞かれたことがあったんですけど、「かかってこい」って言いました。
ものすごく難しいことに当たった時は、割と自分から「俺がやる」って言う方なんです。挑戦というか、人任せにしたくない。まだまだ引退はしたくないので(笑)。できるだけ長くこの仕事をやっていきたいですね。