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こよなく木を愛する家
2016.03.15|ブログ
プランニングの傾向だけではなく、皆さまがご覧になられた際の印象をふまえて完成住宅のネーミングを考えています。今週末の19日(土)・20日(日)の両日にご覧いただく今回の住まいは、「こよなく木を愛する家」。その名にふさわしく、外壁から館内の随所に木を使用した造りとなっています。造り付のソファや造作キッチンから照明に至るまで、様々な工夫を施した見どころ満載の住宅です。すでに皆さまをお招きするための準備や館内ディスプレイも完成。私もチェックに伺ったところ、偶然オーナーS様とお目にかかりました。私たちとガッチリスクラムを組んで家造りを全うした、やりきった充実感で一杯とのお話。まさに「こよなく木を愛する家」のネーミングにふさわしい出来栄えに大変ご満足であるとお褒めのお言葉を頂きました。S様、本当にありがとうございました。これからも末永いお付き合いを何卒宜しくお願い致します!と、いうことで今週末は秋田市桜台ニュータウンの内覧会場でお待ちしています。是非、ご来場くださいませ! -
時計のチラ見
2016.03.08|ブログ
毎朝おひさまで目覚める愛犬のおかげで、春めいた朝の空気の清々しさを満喫している今日この頃です。早起きがすっかり習慣となって以来、就寝時間も小学生のような規則正しさで、あの夜更かし三昧の日々(!?)が懐かしいほどです。そんなわけでTVのライブ視聴の時間もめっきり減っておりますが、そんななかで楽しみにしているプログラムが「真田丸」、「フラジャイル」、「相棒」の3本です。なかでも「真田丸」は個人的に久々の大ヒット作品。三谷幸喜氏の脚本のスピード感、大泉洋をはじめとしたキャスティング(特に我々世代には、草刈正雄の渋く軽妙な演技がタマリマセン)等、およそ大河らしからぬ展開に毎回引き込まれています。毎回終わってしまうのが惜しくて、幾度となく時計をチラ見しているほどです。(時計が気になるのはよほど面白いか、あるいは逆によほどツマラナイかのどちらかですよね。)さて、来週末は秋田市桜台にて完成内覧会を開催予定。コンパクトですが、見どころ満載の住まいです。当HPやDM等でご案内致しますので、どうぞお楽しみに!みなさんが時計を気にしながら館内を満喫していただけるよう、お招きする準備を整えて参ります! -
コトバを考えている時間
2016.03.04|ブログ
三寒四温を繰り返しながら、着実に季節は進んではおりますが、1~2月の雪の少なさと3月に入ってからの大雪のおかげでどうも感覚がずれてしまっているようです。私の中の季節時計では、3月3日が「春」到来日。これは高校の卒業式の日にあたるわけですが、当時のやんちゃな高校生は式場までのクルマのタイヤを冬用から夏用に変える絶好のタイミングとして捉えていました。卒業式のあの独特の雰囲気とオーバーラップして、私の「春」はやってくるのです。さて。私はプランニングを進める際、その前段階の工程として言葉をつむぎます。これから作る家のプロフィールを構築し、これに沿ったストーリー展開を肉付けしていく作業です。どのような言葉をやフレーズを使えば、私のこの住まいに対する考えや思いが皆さまに最もストレートに伝わるかをトコトン考えます。結果的にこのときのコピーやネーミングがほぼ原形のまま皆さまにお届けされることが多々あるため、しんどい作業ではありますが気を抜けません。4月中旬の2016Answer、どびっきりの発表を控えコトバの設計にいそしむ今日この頃です。 -
エコ
2016.02.23|ブログ
21世紀に入って以降、世界的なエネルギー問題の高まりと呼応してエコはすっかり市民権を得ました。それはもはや当たり前の取組として、対応できていないほうがむしろ不自然と感じるほど私たちの意識下に根付いたように思います。従来の化石燃料の使用を抑え、かつ排出される二酸化炭素量を削減する電気自動車やハイブリッドカーをはじめ、住宅にもその流れは押し寄せています。省エネ化に向けて国が設定する住宅の省エネルギー基準をさらに浸透させるために、太陽光発電パネルや高効率給湯器をはじめ家庭用燃料電池、LED照明、節水トイレ等といった機器類も多く紹介されています。これらのようなハード面からのエコはもちろんですが、私は少し視点を変えた〝長持ち〟というエコも大変重要であると考えています。ただこのエコを実現するためには、モノとしての耐久性能とともに使用する人の〝心の耐用年数〟がポイントになります。まだまだ機能的には使えるモノでも、飽きてしまえば廃棄されるからです。使うたびに、時間を重ねるごとに愛着が深まる、モノとしての魅力が長持ちには不可欠の要素となります。私はこれからもそんな視点でモノを選びたいし、選ばれる家を造っていきたいと思っています。 -
〝住む〟と〝暮らす〟
2016.02.19|ブログ
仕事柄住宅専門誌は手当たり次第に読み漁るが、従来使われていた
「住む」に変わって「暮らす」というキーワードの頻度がますます高まっているようだ。
「住む」と「暮らす」は似て非なるもので、「住む」には人の営みがベースとなる
〝生活感〟があるが、「暮らす」には日常のルーティンとは違うライフスタイルが
色濃く反映されたイメージがある。
プランをする時にもこの感覚は重要である。
「住む」ことを意識すれば〇LDK的な部屋の数や方位を中心とした
家づくりになるであろうし、「暮らす」をベースにすればライフスタイルに応じた
〝居心地の良さ〟を究めた空間デザインとなる。
素材が重要な要素のひとつとなるのはこのためである。
当社の家造りはもちろん後者を標榜している。
以前は質より量を求めて、とにかくお腹を一杯に満たすことが食事の目的であったが
現在は食材の旬や使われている器、同席する相手などの食事を取り巻く
全体の雰囲気を味わうことのほうが重要になってきている。
これも「暮らし」の営みのひとつである。
人は時を経て楽しみ方の感覚も変わっていくのである。