最近、会社の模様替えをしました。

古い本棚をウォールナットの書棚に変え、

館内に設えた自然素材の経年美がより映える、

さらに居心地の良い空間を目指しました。

なかでも大きなポイントとなったのが机です。

これまでの四角いテーブルから、丸いテーブルに替えたことで

社内の雰囲気が大きく変わりました。

四角いテーブルはその形状から相手と正面から向き合います。

すると上座と下座が自動的に決まり、いきなり対等ではない

関係性を意識するようになります。

これを丸いテーブルに替えたことで、そこに集う人はフラットに

上下関係を気にすることなく自然な会話が交わされるようになりました。

当社が目指す「風通しの良い社風」とは、役職や年齢、キャリアに

関わらず、フランクな立場で自分の意見を言える環境です。

形式にとらわれることなく、カフェで語り合うような雰囲気の中で

静かに熱い議論が交わされている現状は、まさに理想的です。

デザインはコンセプトであるともいわれる通り、「四角」と「丸」が

もたらす意識の違いをあらためて認識しました。

今回の模様替えは、単なる家具のレイアウト変更ではなく、

働くみんなの気持ちの在りようを変える良い機会となりました。