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インスピレーション
2021.12.03|ブログ
毎週、そのドラマが始まる曜日が待ち遠しく、
放送が始まればチラチラと時計を気にしながら
「まだ終わらないでくれ!」と時間を惜しんで
その世界観にドップリとハマっていたドラマが
これまで何作品かありました。
主人公に会えることで胸が高まるような感覚。
その筆頭が中村吉右衛門さんでした。
彼が主演した時代劇ドラマ「鬼平犯科帳」は、
1989年から2001年までのレギュラーシリーズに加え
毎年放送されていたスペシャルを含めると2016年まで
続きました。
時代劇にはまったく興味の無かった私が
この作品に魅了された一番の要因は、中村吉右衛門さん演じる
「お頭」のカッコよさです。その立ち振る舞いやセリフ、
人物像がとにかく魅力的でした。
自分が会社を始めてからは、彼が自分の憧れるリーダー像の
まさにお手本となっていました。
若手を酒に誘うシーン、鞘に刀を収める立ち姿、
エンディングに流れるジプシーキングスの音楽・・・・
思い起こすと胸が熱くなります。
自分も年を重ねるにつれ、時代を伴走してきた著名人の訃報に
胸を痛める機会がふえましたが、今回の悲報はことさら
ショックです。
今度の休みにはたっぷり時間をとって、
在りし日の「お頭」の姿を偲びたいと思います。