さすがに夜はジャケットなどの羽織物が必須になってきました。いよいよ私のいちばん好きな季節の到来です。
季節の変わり目は、天候とともになにかがゆるやかに変わっていく気配を敏感に感じるときでもあります。
その日も当然一軒では物足りず、いつものレコードバーで大好きなサザンオールスターズの楽曲に浸りました。
バンド名からも夏のイメージが定着しているサザンですが、むしろ自分にとっては秋を感じさせる名曲が揃っている印象があります。「慕情」「YaYa(あの時を忘れない)」「メロディ」etc… 枚挙にいとまがありませんが、主に1980年~1990年代にリリースされた楽曲の数々は、夏の終わりのはかなさや哀愁を感じさせるこれからの季節にぴったりの名曲揃いです。
この曲を聴けば、次はあの曲。あの曲を聴いたからにはこれも聴かねば・・・。秋の夜長は「秋のサザン」をしっかり深堀りするのにもってこいの贅沢な時間です。