暖冬と言われながらも、やはり雪国。降る時期がくればしっかり積もります。秋田市が今冬、新たな体制で除排雪に取り組むとのこと。「降雪量10㎝」を出動の基準と設定し、除雪にあたるそうです。これまではこのような明確な基準は無かったようで、どっさり積もってから夜通しかけて作業にあたっていましたが、“規定量を越えたら随時対応”することで人も車も移動はラクになり、雪が理由で外出を諦める機会が減ることにより大きな経済効果も期待できそうです。幹線道路のみならず、これまで大量の除雪後に玄関先にうず高く積み上げられた雪の壁の除雪は各家庭の大きな負担になっていましたが、10㎝分の雪の山ならこちらも随分ラクに除けそうです。県外からの冬の観光客に対しても、除雪の行き届いた街並みは美しく快適に感じられることでしょう。様々なプラス効果が見込まれるこの施策、行政の取組として久々のヒット企画だと思います。