少し前にプチ旅行に出掛けた際に入ったハイボールバーで締めに頂いたナポリタンがあまりにも美味で、それ以来昼夜を問わず週5~6回のペースで頂くほどのハマりっぷりです。そのナポリタンは昔の喫茶店でよく見かけた我々のイメージ通りの「ザ・ナポリタン」です。星付きレストランで修行をした有名シェフの手によるレシピを売り文句にしているナポリタンがある一方で、“昔ながらのナポリタン”は定番の人気メニューです。そこには隠し味のトマトピューレや赤ワイン、香草といった食材は一切なく、玉ねぎ、ピーマン、赤ウィンナーをケチャップで和えただけのシンプル極まりないものです。この素朴な味の記憶を掘り進めれば、給食の無かった日の昼食に家で母親が作ってくれたご馳走がこのナポリタンであり、おふくろの味としてDNAに刻まれているようです。“昔ながらのナポリタン”が世代を問わず高い支持を得ている理由はここにあるように思います。となればデザートのプリンは、“窯出し”でも“とろけるクリーム”でもない、おやつの定番「プッチンプリン」で決まりですね(笑)