太陽とはじめる、まっさらな一日。愛犬との散歩。
ゆったりとした朝食と一杯のコーヒー。朝はそれだけで気分がいいもの。
やさしい気持ち、わくわくする気持ちに、ふと思う「理想の暮らし」。
私自身、いつもそれを探し続けているような気がします。

とりわけ私たちの生業である「理想の工務店」について。
たとえば私が飲食店やかかりつけ医を訪れたときに感じる、
居心地とか頼りがいとか、専門的なことをわかりやすい言葉で伝えられることとか。
自分たちの立場に置き換えてみても、そこにはたくさんの気付きがありました。

新しい暮らしを思い巡らすそのひとときは、どうか幸せな時間であってほしい。
これから先を、誰と、どんな場所で、どのように過ごしていくのか。
よりよい「空間」を考えることは、よりよい「時間」を想い描くこと。
人それぞれ幾通りもの答えがそこにあるはずだから、きっと正解はないのでしょう。

住まい手の幸せな時間を考えることが、私たちにとって大事な時間でありたい。
一棟一棟丁寧に、設計を始めるとき。お客さまが永く愛せる家づくりをするため
私が大切にしてきたのは、これまで考えてきた「理想の暮らし」の記憶の集積でした。
ひとたびスイッチが入ると意識の感覚は明らかとなり、それを掘り起こし呼び覚まし、
ヒントは至るところにありました。

何気ない思い出のオーバーラップにも—。
子どもの頃は特別だと思わなかった自然の「緑」に、心奪われている現在の自分。
年に数度、遠方にいる人生の師と酒を酌み交わす喜び。
旅先で愛犬と散歩中、見知らぬ婦人から「とっても愛されている顔をしているワンちゃんね」と大切に育てていることを褒められたこと…（生き方を褒められた気がした）。
日々の様々な出来事、そこに沸き起こる感情でさえ、
私にとっては理想の暮らしを探すための大切なピースだったのかもしれません。

また、新しい一日の始まりです。今日も家づくりのアイデアと向き合う楽しみ。
私たちAnswerにできることは、まだまだたくさんあるって思っているんです。
それはまだお会いしていない誰かの、そして私たちにとっても、理想の暮らしを探す旅。
その先にある住まい手の心地よさ、私たちが先回りしてご用意します。