title:WITH EAVES.

旅先にて。ヒントは京都の寺院にありました。
そのときしとしとと降ってきた雨。軒下から望む色鮮やかな庭の緑。
突然の雨にも心落ち着かせていた自分に、今まで気づくことのなかった感覚が…。
あ、ふだんの暮らしでも憂鬱な雨の日を和らいでくれるかも。
私たちがつくる家の設計に取り入れたいと、このとき思いました。

ウッドデッキにかかる深い軒は、包まれるような安心感。家と庭の自然との一体感。
室内と外のほどよく曖昧な感覚が心地よい風情となって…。
それでいて実は、機能的なところもまた軒の大きな魅力かも。
夏は日差しを遮り暑さをしのぎ、雨の日にも使える便利さ。

あたりまえだと思っていた優しさとか、ぬくもりとか。
この2、3年の世の中の出来事のなかで、
家族や人とのつながりをこれほど考えたことはなかったかもしれません。
軒のある暮らしで風に吹かれて。もしくは雨に歌えば―。
Answerの家には、外にも大好きな居場所があります。

spin-off

黄昏時を楽しむ。

黄昏時。あいまいな夢と現実の境目…今ならその感覚がよくわかります。
大きな窓越しから、そしてデッキチェアから。
季節の移ろいを美しく、ぎゅっと満喫できるのは我が家の庭かもしれません。

もともとは撮影用語を由来とする「マジックアワー」は、
日没後わずか30分強の「魔法の時間」。
一日のなかで最も刻一刻と空の色彩を変えていくドラマチックな時間は、
季節や日によって雲のカタチや量感もまちまちで表情ゆたか。
そんな希少性高いひとときを大好きな家族で味わう、
その過ごし方をひと工夫してみるなんて、ちょっといいって思いませんか。

ウッドデッキも、庭も。ひとりでもふたりでも、昼夜問わず第二のリビング。
庭レシピに庭マグ、庭キャンプ…。
ここにお似合いなコトやモノを、次から次へと考えてみたくなりますね。

そこにいるだけで心が満たされる、ピースフルな庭と相思相愛な家づくり。
想像は暮らしを前進させます。
世界で一番居心地のいい場所を、庭にもつくりたい。これ、けっこう本気です。

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