TANAKA’S BLOG

  • 試み

    2023.10.27

    ジャパンモビリティショー2023において、トヨタが新型ランドクルーザー250のフットペダルを無くした手だけで運転できるハンドル仕様のモデルを発表しました。これは下肢に機能障害を持たれている方だけでなく、バイクをベースにした運転の楽しさを追及していることから一般の方にも直感的で分かりやすい仕様だといいます。市販化は未定のようですが、このような大きな試みは次のスタンダードに繋がる大事な挑戦だと思います。かたや、家づくりはどうでしょう。このところプランニングをしていてつくづく思うのは、「原点回帰」です。性能についての改革は大いに進めるべきですが、住まい方については「Simple is Best」を痛感します。「今」の環境や価値観を盛り込んだデザインや設えを施すほど、「その先」の暮らしやすさや満足さが失われていくのは、「その変化」を見据えていないからです。永く世代を超えて受け継がれていく家には、時代を超えて在り続ける上質な素材と、なんでも受け入れられる普遍的な空間が必要になるのです。親が愛用していたお気に入りのワードローブを受け継ぐもよし、家族になった記念に購入したデスクに変えるもよしです。「原点回帰」の答えは、「時間や空間に縛られない自由」であり、これが新たな家づくりの発想のベースとなっています。

  • 慣例

    2023.10.19

    一日の終わり、誘い、誘われての一杯は格別です。ただ、その日の仕事の都合や交通渋滞などで約束の時間に遅れてしまうこともあります。10分前行動が基本の人からすれば、私が5分遅刻すれば、15分待たせることになるわけでこれは大変申し訳ないことです。ただ秋田には“練習”という慣例があります。正式な乾杯の前に先に飲み始めているという意味ですが、どうしても遅れてしまうときにメンバーに連絡する際、この「練習しててください」「はい、練習してます」といったやりとりによって「待たせる」、「待つ」の互いの状況をグッと緩和できます。もちろん時間に遅れることなく全員揃っての乾杯がベストでありますが、他県にはないこの慣例は夜の一席と人間関係を大切にする秋田ならではの文化のひとつであると思います。定時のずっと前に来店したメンバーがひとりで練習を始めている場合もありますが、これはご愛敬です(笑)。

  • 行楽シーズンなのに

    2023.10.12

    この夏の記録的な暑さの影響で、山々の紅葉も例年より始まりが遅れているようです。先日の休みに八幡平まで足を延ばしましたが、鮮やかな色彩にはまだ少し早いようでした。暑さの影響は自然界の様々な生態系にまで及び、実りの秋の恩恵を受けられない熊の出没が大きなニュースになっています。毎年のこととはいえ今年の人的被害件数は異常で、さらにその現場が我々のふだん暮らしている都市部にまで及んでいることが大きな問題です。集団下校などもよほどの対策を講じないかぎり被害を防ぐことは難しいかもしれません。先日、美郷町での3頭の居座り熊駆除のニュースは全国的に取り上げられ、動物愛護団体等から多くのクレームが町に寄せられました。これに対して「子供が襲われる危険があるなか、やむを得ない処置」、「所詮他人事の意見」、「住んでみろ!」といった反対意見もあったようです。通常であればこれらの過激な反論には同調しかねる場合が多いのですが、こればかりはこちらに軍配をあげざるを得ません。山々に散在する「熊注意」の看板も、例年とはその重みが違います。警戒感をマックスに十分な対応策をとりつつ、来週あたり車窓からの紅葉狩りを楽しみたいと思っています。

  • 「ガレージハウス」完成内覧会

    2023.10.05

    今週末の10月7日(土)・8日(日)、完成内覧会を開催します。「Let’s Play in GARAGE HOUSE」のネーミングの通り、まさに暮らしの一部としてガレージを設えました。プラン的にもとても貴重な住まいとなっておりますので是非御覧頂きたいと思います。会場は秋田市河辺。名店「河辺ドライブイン」のすぐソバです。施主様のご厚意による、限定二日間の開催となります。皆様のお越しをお待ちしています。さて、いよいよ秋本番!旨いものが目白押しの季節となりました。自分の中の「旨い」の基準は、その料理を「誰か(大切な人)に食べさせたい」と思えるかがとても重要なポイントです。これはきっと旨いという単なる味覚を越えて、行動に移したくなるほどの感情の琴線に触れる感動があるからなのだと思います。さてこの秋、それほどの料理に何度出会えるものか、今から楽しみです。

  • Relay

    2023.09.28

    この10月で私たちAnswerは創業25年を迎えます。サザンオールスターズのデビュー45年には遠く及びませんが、ひとつの節目です。敬愛する桑田佳祐さんの新曲は、神宮外苑の再開発に反対していた故・坂本龍一氏の問題提起を受けて作られたそうです。意思を繋いた意義深いテーマのこの楽曲を聴いた時、感涙に震えました。さらにサビの歌詞に私たちの社名である「Answer」が入っており、勝手に運命的な出会いを感じています。桑田さんの凄いところは、その楽曲の完成度はもちろんのことすでにこれだけ多くの名曲を残していながら、いまなお創作活動を継続し新曲を発表しつづけているところです。歳を重ねた今だからこそ作れる楽曲があり、それは同世代のファンにとってリアルに共感できるものです。デビュー以来のこの継続があるからこそ、サザンのファンは45年間離れることなく、世代を超えて増え続けているのだと思います。私もこれまで試行錯誤を繰り返しながら家づくりを続けてきましたが、ここにきてようやく見えてきた景色もあります。25年はひとつの節目として、これからも考え続ける姿勢を貫いていきたいと思っています。※桑田さんの歌う“Answer~♪”は最高!この社名で大正解!(笑)